最後の1匹保護完了!&里親会ご報告

 1匹だけ残っていた大量保護現場の猫。ビルの隙間の子。6か月。家族が先に保護され、一人ぼっち。不安で過ごしているだろうと気が気じゃなく、10月8日からの3連休で保護するぞ!と誓う。

 8日、1匹別の子を捕獲後現場へ向かう。夜の繁華街なので急いで車を停め捕獲器にえさを仕掛けて、ビルの隙間へ。これで一安心と帰路に着く。暗いし汚いしでちょっと慌てていたんでしょうね。家まで1時間半。途中コンビニに立ち寄り、後ろの扉を開けて、・・・二度見・・・うそ~捕獲器の留め金具が置いてあるではないか!!!誰かうそだと言って~!(涙)確実に慌てていたね。金具つけてないと、万が一猫が入っても暴れて扉が開いちゃう。とりあえずしばし放心してコーヒー飲んで、作戦を練る。まずは帰宅。家の犬猫たちのお世話をしなければ。それから現場に戻って金具を付けて再び帰宅すると、翌朝現場に6時半に着くように行くには家滞在時間が3時間・・・寝れないか寝たら終わりのどちらか。急遽仙台の猫大おば宅に電話し、事情を話し、泊めてもらうことに。家のことを終えてからふたたび現場に戻り金具を取り付ける。

 11時に金具を付け終えて今度こそホッとしておば宅へ。凶暴猫(おばの飼い猫)を避けながら寝る。朝、おじとおばに見送られ現場へ。祈る思いで覗く。

「・・・」ガクッ。入ってないし~

 えさやりさんも来て、入ってないよ~なんて話ながらえさを取り換え、えさやりさんに仕事後と夕方、二度見てもらうことに。

 結局この日は入らず、翌朝また見て電話を貰うことに。えさやりさんがこうして協力してくれると助かる。      

 そしてそして、感動の瞬間!ってメールだけど。

10日朝、6時半、

「入ってます~♡」ってメールを見た時は感動のあまり、隣にいた玉ちゃんを抱きしめちゃった。慌てて家の子たちのお世話を終わらせて現場へ。

 

いたいた、かわいい子が入っているではないか♡

お待たせしましたね。

手術が終わればおかあちゃんに会えるからね。

大丈夫大丈夫と話して聞かせる。

 

その足で、8日に捕獲した別の子の退院に行く。

この子の手術予約は12日だったので改めて連れてくるつもりでしたが、車に乗っているならと、病院で預かっていただいた。ありがたい。感謝。

 総勢、21匹の子たちの保護がこの子をもって完了いたしました。現場はビルの建て替えが近づき、テープが張られ、立ち入りもできません。えさやり禁止となりました。あのような場所で避妊去勢手術をせずえさをやるということは、過酷な環境で生きなかればならない猫たちを増やすだけ。確かに、猫をみたらかわいそうに思うし、えさをやりたくなる気持ちはわかります。でも、それだけではなく、その猫のために何ができるか、まずは調べたり考えたりしてみてください。猫を助けるということは、ボランティアさんだけではなく、案外みんなができることなのです。どうぞ、その時は、一歩踏み出してみてください。

 この現場では、たくさんの、本当にたっくさんの方から様々なご支援や応援、お手伝いをいただきました。心より感謝申し上げます。

 そして、15日16日は、泉ハウジングパーク紫山での里親会でした。猫友さんからそのお友だちに話が広がり、このような機会を作っていただきました。何度も会議にかけて話合ってくださったそうです。会場をご提供くださったハウジングパーク紫山の関係者皆様、猫友&その猫友たち、ハンドメイドチームgosの皆様、ありがとうございました。

 にゃんこ組と個人で活動されている方たちも猫たちを連れてきて、かわいいにゃんこがいーーーーーっぱいでした。2日間で7匹にお申込みがあり、これからお見合い、トライアルと進めてまいります。お申し込みくださった皆様、遊びにきてくれた里親さん、差し入れやご寄附を持ってきてくれた方もいました。ありがとうございました!

 大量保護現場の最後の1匹は、まさかのオスでした。メスって言って避妊予約してたんだけど(・・;)

 病院ではとても過激だったそう。フードをやるのに火ばさみでやっていたと聞いて、どんな子だよ~と不安でしたが、大丈夫みたい。食いしん坊なので食べ物で誘導。トイレ掃除の時は2段目に移動してもらい、敷物を直したい時は下に降りてもらう。食べ物でこっちこっち~とやるとすぐです。食いしん坊~

 ちなみにママと同じケージに入っています。それで安心したのかな。ケージに移動されるのには1時間もかかってどうなることやらと思ったけれど。ママがすぐに近寄ってきてお鼻ツンしてくれた。それで少しこの子も落ち着いた気がします。しっぽが短いの。かわいいです。う〇ちもいいのが出ています。健康。シャーウーですけど、元気。